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Aspects of language and culture, by Jeff
~言葉と文化のとらえ方~

第55回 英国、イギリス、UK

3/5/2012

 
日本ではUnited Kingdom – UKは英国あるいはイギリスと言われ、一つの国としてとらえられがちですが、実はそうではありません。日本でいう英国に該当する正式な名称は英語で ‘United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland’  - 「グレート・ブリテン連合王国および北アイルランド」で、4か国で構成されています。群でも州でもなく、4つの国です。そして人種や言語を含めそれぞれ違ったお国柄を持っています。
 
歴史を遡って見ると、2000年前にはブリテン島に英国人は一人もいませんでした。当時ブリテン島には様々なケルト民族が居住しており、紀元後43年にローマ人が居住し始めました。その後ブリテン島南部の大部分は400年間にわたりローマ帝国の植民地の一つとなりました。その後ローマ軍がイギリス人(アングロサクソン人)の領土から撤退すると、北ヨーロッパからドイツ民族が侵攻してきました。
 
当初英国はいくつもの小さな王国に分かれていましたが、10世紀後半にイングランド王国として一つにまとまりました。ほぼ同時期にブリテン島北部に位置していたスコットランド王国のケルト民族もイングランド王国に統合しましたが、イングランド島の西側にあるウェールズとアイルランドはこの統合に加わったり分離したりを繰り返していました。
 
1066年になるとイングランドはノルマン人に攻め入られ、フランス語を公用語とするノルマン人の勢力下に置かれました。その後数百年間、イングランドと近隣諸国では戦争が絶えない時代が続き、13世紀になるとウェールズはイングランドの制圧に屈し、公子が主権を持つ公国となりました。
 
数多くの戦乱を経て、イングランドとウェールズ、スコットランドは1707年にグレート・ブリテンとして統合しました。1801年にはアイルランドもこれに加わり、国名がユナイテッド・キングダムとなりました。
 
しかしこの統合に不満を持っていたアイルランド南部は1922年にUKから分離し、1937年に完全に独立を果たしました。残った小規模アイルランド北部はその後北アイルランドと呼ばれるようになりました。
 
北アイルランドはロンドンにあるイギリス政府に国会議員を派遣していますが、独自の政府を有しており、1970年の派閥闘争後の一時期に活動停止したものの、今日では北アイルランド議会の名は公知のものとなっています。
 
1999年になるとウェールズとスコットランドの愛国民も同様に、ウェールズ議会とスコットランド議会を創設しました。ロンドンにある英国議会の総括を受けるものの、それぞれ自国の主権は保持しています。
 
目下、スコットランドがUKの統合から離脱し完全に独立すべきかどうかの議論が盛んに行われており、国民投票も予定されています。
 
このように、ブリテン島の文化が多様なものであることがお分かりいただけたと思います。ブリテン島にある各国を旅してみると、道路標識やテレビ番組の英語は独自な英語で、私たちが知っている英語と共通するものもありますがかなりかけ離れています(いわゆる英語での標識や番組欄も別にありますのでご心配なく)。
 
イギリスにまつわる話はまだまだここでご紹介しきれないほどあります。ご興味がおありでしたら、他の文献も読んでみるとよいでしょう。ヨーロッパの西端の国々 – イギリスを訪れる機会があったら、是非それぞれのお国柄の違いを探ってみてください。

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    筆者

    Jeff
    イギリス、ランカシャー出身。1992年からYTBのエディターとして活躍。その他にも大阪大学、関西大学、大阪外語大学で教壇に立っている。大阪在住。

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