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Aspects of language and culture, by Jeff
~言葉と文化のとらえ方~

第13回 ジャーナルやダイアリーを書く

7/4/2008

 
最初にジャーナルとダイアリーの違いをお話します。通常、ダイアリーとは1年間の各日付が空欄になっている印刷した冊子を言います。この空欄は約束や予定を記入する際に利用します。またダイアリーには自分がその日に「考えたこと」を書き込んだりもします。ジャーナルとはその日に「具体的に行ったことや見たこと」を書き込むものなので、この点では後者の意味に近いと言えるでしょう。
 
ここではジャーナルに焦点を絞ってお話していきます。感情といった抽象的なことを書くよりも具体的なことを書くほうが簡単にできるからです(ただし、抽象的なものを含めてはいけないというわけではありません)。
 
では、なぜ言語を学ぶ際にジャーナルを書くことがよいのでしょう。理由は2つあります。1つには、ジャーナルを実際に書くことで「書くこと」に自信が持てるようになり、上達することがあげられます。毎日ではなくても週2、3回書くだけで、自信がついて能力が向上します。2つ目には、自分自身に対する理解が深まることがあげられます。
 
こうした理由から、ジャーナルを書くことはEFLやESLのライティングカリキュラムでよく採用されています。またジャーナルは生徒と教師の対話と捉えることもできます。こうしたカリキュラムでは、教師はジャーナルを読んでもほとんどの場合、文法上の誤りを訂正したりはしません。代わりにコメントを書き、内容についての質問をします。こうしたフィードバックは書いた人にとって自信や励ましになると同時に、非常に効果的なことが分かっています。
 
したがって、すでに英語の先生がいる場合や快く引き受けてくれそうな人を知っている場合は、力を貸してもらえないか頼んでみましょう。ただし、ジャーナルの内容を読んで返答するのには相当な時間がかかることを理解しておく必要があります。ただでやってもらおうなどと都合のいいことは考えないようにしてください。
 
たとえ教えてくれる人がいなくても、ジャーナルを書くことで得るものはあります。ですから、まずは書いてみましょう。
 
最初に気をつけることは、あまり長時間は書かないようにするということです。時間をかけ過ぎると、楽しむよりも面倒くさくなってしまい、すぐにやめることになってしまいます。どれだけ書くかは自分の英語レベルによるでしょう。初心者は毎日数行書くだけで十分です。上級者になれば1~2ページ書いても構いません。気楽に書ける分量で続けましょう。
 
次に気をつけるのは、知っている英語を使うということです。英語で書くときは考えるのも英語にしましょう。辞書は使わないようにします。辞書を使うということは日本語で考えているということで、その考えた日本語を英語に翻訳しようしているということになります。単語を知りたい場合は、まず和英辞典で調べてからその単語を英英辞典で確認します。こうすることで、その単語が本当にその場面にふさわしいものであるかが分かります。それと同時に実際の使用例も確認できます。
 
辞書を使うより効果的なのは、その日初めて見たり聞いたりした新しい言葉を使うことです。新しい言葉を文章の中で使うと、言葉が頭の中に入り、しっかりと記憶されます。たとえ忘れたとしても、あとでジャーナル読み返せば思い出すことができるのです。
 
自分が知っていることについて書くようにしましょう。分かりやすい英語を使ってください。また、その日にしたことを書くのには単純過去時制を使います。形式よりも内容に焦点を当ててください。
 
ジャーナルを書き続ければ着実にライティングの能力は向上し、それが話すほうにも繋がっていくはずです。ぜひ頑張ってください。

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    筆者

    Jeff
    イギリス、ランカシャー出身。1992年からYTBのエディターとして活躍。その他にも大阪大学、関西大学、大阪外語大学で教壇に立っている。大阪在住。

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