Yamada Translation Bureau, Inc.
  • ホーム
  • Home
  • 会社情報
    • 会社概要
    • 事業所
    • 品質 / 情報セキュリティ
    • コンプライアンス
  • サービス
    • 翻訳
    • 医学論文添削
    • FAQ >
      • FAQ(翻訳サービス)
      • FAQ(論文添削サービス)
  • About Us
    • Profile
    • Offices
    • QMS/ ISMS
    • Compliance
  • Services
    • Translation
    • Manuscript editing / proofreading
    • FAQ >
      • FAQ(Translation)
      • FAQ(Edit)
  • お問合わせ
    • お問合わせ/ご注文
    • 登録翻訳者募集
  • Contact us
  • Testimonials
  • お客様の声
Aspects of language and culture, by Jeff
~言葉と文化のとらえ方~

第131回 日本のサッカー実況放送で使われる英語の言葉

7/18/2018

 
前回のFIFAワールドカップと違い、今年は日本のテレビで二か国語の実況放送がありません。そのため、私は普段よりも多く日本語の実況を聞いています。熱狂的でワクワクする実況ですが、聞いていてアナウンサーが使用する英語の言葉について考えることがあります。多くの場合、文法的には正しいのですが、イギリスの実況では使われないと思われる言葉がいくつかあります。これらの言葉を見ていきましょう。

「ヘディングシュート」
このよく聞く言葉は、形容詞として使われたり、名詞として使われたりします。しかし、「ヘディング」は形容詞ではありませんし、「シュート」も名詞ではありません。「ヘディング」は(ボールを)「頭で打つ」の進行形です。「今日はヘディングの練習をした」や「私はヘディングがもっと上手にならないといけないと監督に言われます」などの文以外ではあまり使用されません。「シュート」は「シュートする」の命令形で、「Shoot! roared the crowd. (シュートしろ!と観客が大声で叫んだ)」のように使います。
この言葉の文法的に正しい形は何でしょうか?現在形では「ヘッダー(header)」、過去形(ボールを打った直後)では「ヘッディッドショット(headed shot)」と言えるでしょう。しかし、熱狂的な「ヘディングシュート」に比べると、どちらの言葉も弱く聞こえます。実際、イギリスの実況ではどちらの言葉も使わず、選手の名前を叫ぶでしょう。
これは日本とイギリスの文化の違いであると私は考えます。日本の実況はプレーに注目しているのに対し、イギリスの実況は選手個人により焦点を当てています。同じことが足でのショット、つまり「シュート」にも当てはまります。もちろん日本のアナウンサーも選手の名前を呼びますが、イギリスではより頻繁です。よく見られる連携プレーの場合はこうでしょう:「ローズからリンガードへパス、スターリンがクロスをあげて、ケイン、ケイン!ゴール!」。そして、「ケインの素晴らしいヘッダー(header)でした。」(この「header」は名詞です)。日本でも時々同じような実況がありますが、通常はリオネル・メッシのようなスーパースターの時だけです。

「PK」
私は日本以外でこの言葉を聞いたことはありません。最近は「ペナルティーキック」というアナウンサーもいます。イギリスでは、たんに「ペナルティ」と言うでしょう。「スポットキック(spot kick)」とも言われます。
「ミドルシュート」
理解はできますが、ほかの国でこの言葉を聞いたことはありません。ペナルティエリアの外から打たれたシュートのことを言います。イギリスでは、そのようなシュートは「ロングレンジ(long range)」と言います。

「サイドバック」
基本的には間違いではありませんが、イギリスでこの言葉が使われるのを聞いたことがありません。様々なフォーメーションがあるため、バックポジションのネーミングは複雑です。キーパーのすぐ前が「フルバック」で、2人、3人、4人の場合があり、それぞれ「右バック」、「左バック」、「センターバック」と呼ばれます。「フルバック」の前が「ハーフバック」で、これも2人、3人、4人の場合があり、「右ハーフ」、「左ハーフ」、「センターハーフ」と呼ばれます。「ウイングバック」と呼ばれるポジションもあり、フルバックですが、前に出てウイングに対して攻撃したり守ったりします。多くの場合、4-4-2のフォーメーションで使われます。また、「スウィーパー」と呼ばれるバックポジションもあり、通常は5-3-2のフォーメーションの5人のバックの真ん中で使われます。しかし、最近の試合ではこのポジションはあまり使用されません。

その他
「コーナーキック」は通常たんに「コーナー」と言います。「ダイビングヘッド」は「ダイビングヘッダー」です。「セカンドボール」という言葉は使いません。「アディッショナルタイム」も使われますが、「アッディッドタイム」や「インジャリータイム」も使われます。「ロングスロー」など、他の英語の言葉のほとんどは日本とイギリスで同じです。

皆さんがワールドカップと日英の実況の違いを楽しめましたように。
Picture

Comments are closed.

    過去の記事を読む

    February 2019
    January 2019
    December 2018
    November 2018
    August 2018
    July 2018
    June 2018
    May 2018
    April 2018
    March 2018
    February 2018
    January 2018
    December 2017
    November 2017
    October 2017
    September 2017
    August 2017
    July 2017
    June 2017
    May 2017
    April 2017
    March 2017
    February 2017
    January 2017
    December 2016
    November 2016
    October 2016
    September 2016
    August 2016
    July 2016
    June 2016
    May 2016
    April 2016
    March 2016
    February 2016
    January 2016
    December 2015
    November 2015
    October 2015
    September 2015
    August 2015
    July 2015
    June 2015
    May 2015
    April 2015
    March 2015
    February 2015
    January 2015
    December 2014
    November 2014
    October 2014
    September 2014
    August 2014
    July 2014
    June 2014
    May 2014
    April 2014
    March 2014
    February 2014
    January 2014
    December 2013
    November 2013
    October 2013
    September 2013
    August 2013
    July 2013
    June 2013
    May 2013
    April 2013
    March 2013
    February 2013
    January 2013
    December 2012
    November 2012
    October 2012
    September 2012
    August 2012
    July 2012
    June 2012
    May 2012
    April 2012
    March 2012
    February 2012
    January 2012
    December 2011
    November 2011
    October 2011
    September 2011
    August 2011
    July 2011
    June 2011
    May 2011
    April 2011
    March 2011
    February 2011
    January 2011
    December 2010
    November 2010
    October 2010
    September 2010
    August 2010
    July 2010
    June 2010
    May 2010
    April 2010
    March 2010
    February 2010
    January 2010
    December 2009
    November 2009
    October 2009
    September 2009
    August 2009
    July 2009
    June 2009
    May 2009
    April 2009
    March 2009
    February 2009
    January 2009
    November 2008
    September 2008
    August 2008
    July 2008
    June 2008
    April 2008
    March 2008
    February 2008
    January 2008
    December 2007
    November 2007
    October 2007
    September 2007
    August 2007
    July 2007
    June 2007

    筆者

    Jeff
    イギリス、ランカシャー出身。1992年からYTBのエディターとして活躍。その他にも大阪大学、関西大学、大阪外語大学で教壇に立っている。大阪在住。

会社方針
Blogs
企業方針
​情報セキュリティ方針
​
品質方針
​
個人情報の取り扱い
​
サイトポリシー
Jeffの言葉と文化のとらえ方
Dr.McQuireの英語医薬論文の鍵
Dr.McQuireのメディカルライティング教室
Picture
Company Policy
ISMS Policy
Quality Policy
Privacy Policy
Site Policy
  • ホーム
  • Home
  • 会社情報
    • 会社概要
    • 事業所
    • 品質 / 情報セキュリティ
    • コンプライアンス
  • サービス
    • 翻訳
    • 医学論文添削
    • FAQ >
      • FAQ(翻訳サービス)
      • FAQ(論文添削サービス)
  • About Us
    • Profile
    • Offices
    • QMS/ ISMS
    • Compliance
  • Services
    • Translation
    • Manuscript editing / proofreading
    • FAQ >
      • FAQ(Translation)
      • FAQ(Edit)
  • お問合わせ
    • お問合わせ/ご注文
    • 登録翻訳者募集
  • Contact us
  • Testimonials
  • お客様の声