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The key to medical writing, by Dr.McQuire
~英語医学論文の鍵~

3. 予測される位置又は語順

4/11/2018

 
残念なことに、英語を母国語とする人も複雑で分かりにくい文を書くことがよくあります。そういった人は、文法上の規則を無視したり、読者によって予測される位置/語順の概念を無視したりします。つまり、以下のことが言えます。

≫何かを読んで理解しようとするとき、人は無意識のうちに、文中の特定の位置や特定の語順に沿って種々の情報を探そうとする。

したがって、レビュアー (査読者) や他の研究者が容易に理解できる明快な英語を書こうと思えば、一つ一つの情報を予測される場所へ配置する必要があります。実際、読み手が予測する語順で情報を並べることで読み手の理解度が向上することは、研究でも明らかになっています。語順の改善によって理解度が上がることは直感的にはわかると思いますが、実際に立証されているに越したことはありません。さらに言うと、この考え方は、論文原稿中の表における情報の配置にも当てはまります。

例えば、私たちは英文の基本的な語順が「主語+動詞+目的語」であることを知っています。ですから、読み手は、主語に続く動詞が文中でその主語の近くに位置し、目的語が動詞の直 後に続くことを無意識に予測します。しかし、複雑な文では予測通りになっていないことが あります。前述の研究によると、文を誤って理解するリスクは、その文の各要素間にある単 語数に比例して上昇するそうです。

“Drug X was administered to 125 patients with hypercholesterolemia for 6 months.”

という文を考えてみましょう。


この文を理解することは決して難しくないはずです。では、これは次の a から c のどの意味になるでしょうか。正しいと思うものを選んでください。

a) 高コレステロール血症の患者125 例に薬剤X を6 ヵ月間投与した。
b) 6 ヵ月間高コレステロール血症に罹患している患者125 例に薬剤X を投与した。
c) a)とb)の両方

答えは c)です。もっとも、この文が英語を母国語とする人が書いた文であれば、意図された意味は十中八九 a)です。曖昧さを回避するため、以下のように書き換えることができます。

a) “Drug X was administered for 6 months to 125 patients with hypercholesterolemia.”

修飾情報を動詞の直後に置くことで、読み手が誤って修飾情報を高コレステロール血症と結びつけることのないようにします。

b) “Drug X was administered to 125 patients with hypercholesterolemia that had not responded to dieting for 6 months.”

さらに言葉を追加することにより、曖昧さを取り除きます。

では、もっと難しい例を取り上げてみましょう。Table 1 のデータを見てください。それから、次のページのサンプル文を読んで質問に答えてください。
Table 1   Subjects in a clinical trial of Drug X
Picture
a) Table 1 に呼応するサンプル文:
“In a multicenter double‐blind trial of drug X, a strong statin, this drug was administered for the treatment of hypercholesterolemia in 125 ambulatory patients, including 80 men and 45 women with a mean age of 67 years, mean BMI of 27.8 kg/m2, and serum cholesterol levels > 140 mg/dl who had not been treated with statins before, who had failed to respond to diet and exercise and were attending any of 3 participating hospitals in central Japan, for 6 months.”
 
o この文はわかりやすいですか。 (はい) (いいえ) (一部わかりにくい)
o 文中の情報量はどうですか。 (適度) (少ない) (多すぎる)
o 文法をどう評価しますか。 (普通) (よい) (よくない)
o 言葉は予測された位置にありますか。 (いいえ) (ある程度) (はい)
 
私の回答は、上から順に、 (一部わかりにくい)、(多すぎる)、(よくない)、(ある程度) です
(この回答には賛同しない人もいらっしゃるかもしれませんが。)
最後の回答に (いいえ) ではなく (ある程度) を選んだのは、一部は予測された場所にあるからです。実際、書き始めはいいのですが、伝えようとする情報が多すぎて、結果的にわかり難くなっています。では、この文を修正してみましょう。
b) サンプル文の修正:
Picture
この例では、読むときに大部分の読み手が予測するであろうことを意味するようにリライトされています。

c) 上記の修正を反映した改訂版:

“In a multicenter double‐blind trial, drug X (a strong statin) was administered for the treatment of
hypercholesterolemia to 125 outpatients, including 80 men and 45 women with a mean age of 67
years and mean BMI of 27.8 kg/m2. All subjects had serum cholesterol levels > 140 mg/dl, had not
been treated with statins before, had failed to respond to diet and exercise, and had been attending
any of 3 participating hospitals in central Japan for 6 months.”

いくつかのデータを組み立て直して2つの文に分けることにより、情報ははるかに読みやすくなります。ただ、違いは実はそれだけではありません。背景のデータを活用し、改訂版の文をTable 1の情報と照らし合わせてみてください。

なぜ普通の読み手は‘for 6 months’を‘drug X’よりも‘hospitals’と結び付けるのでしょうか。「科学的知識の欠如」が原因でしょうか。それとも「予測される位置」の影響でしょうか。

答えは「予測される位置」です。なぜなら、英語を母国語とする人は、文中において関連する部分同士が互いに離れていない場所にあることを期待するからです。ですから、普通の読み手は、ただコンマを削除すれば、自分にとって完全に意味の通った文にできます。その後、読み手が Table 1を見ると、混乱してどう考えてよいかわからなってしまいます。したがって、英語を書くとき、この「予測される位置」の概念をしっかりと心に刻んでおくことが非常に重要なことなのです (でなければ、本文を他のデータに照らして確認し、日本人著者/翻訳者の癖を熟知した経験豊富な編集者の手を借りるしかありません)。
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    目次を見る

    すべて
    01-書き始める前に
    02-コミュニケーションの壁
    03-予測される位置又は語順
    04-データの見せ方-1/3
    05-データの見せ方-2/3
    06-データの見せ方 3/3
    07-英語論文を書くための 10 のポイント1/10
    08-英文論文を書くための10のポイント2/10
    09-英語論文を書くための10のポイント3/10
    10-英語論文を書くための10のポイント4/10
    11-英語論文を書くための10のポイント5/10
    12-英語論文を書くための10のポイント6/10
    13-英語論文を書くための10のポイント7/10
    14-英語論文を書くための10のポイント8/10
    15-英語論文を書くための10のポイント9/10
    16-英語論文を書くための10のポイント10/10

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    筆者

    Dr.McQuire
    1981年にオーストラリアのMonash Medical School卒業後、Western General Hospital(現Western Hospital)、Royal Children Hospitalに勤務。1988年以降、専任のネイティブチェッカー/エディターとして医学分野の論文・報告書等の校正に従事。オーストラリア在住。添削した論文は、The LancetやNew England Journal of Medicineなどにもアクセプトされています。


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