図表をいい加減にしない これはどういう意味でしょうか。多くのジャーナルでは著者への情報に図表の形式に関する指示が示されています。その指示に従わなくてはなりません。間違った方法を使用すると原稿の掲載が遅れます。 しかし、多くの著者はディスプレイ(図表)の作成に自分の好きな方法を用いがちで、ジャーナルの要求を無視しているようです。編者が気付かないと思うのでしょうか。表に関しては縦罫線を用いず、通常、横罫線も3本を超えないことが必要です。図に関してはより複雑な規則がありますが、一般にデータを明解に示すシンプルな図が最も良いと考えられます。 例として次のページの図をご覧になり、一般的なジャーナルの規則から見ていくつの点が間違っているか考えてみて下さい。 この図には少なくとも 7 つの誤りがあります。以下の通りです。 (1)図はカラーですがその必要はありません。白黒にしましょう。 (2)3‐D 効果を用いていますがこれも不要です。ジャーナルは平坦な棒グラフを好みます。 (3)グリッド線が気になります。良いアイデアではありません。 (4)表記が棒グラフ上にありますが、下に置くべきでしょう。 (5)図が偏っています。おそらく著者はデータの一部を削除した後、図を修正していないのでしょう。 (6)タイトルを外に置かず、図の中に入れています。 (7)データが 2 項目しかありません。2~3 の項目しか含まない図(や表)は、作成理由を説明することが困難です。 この例ではデータが8項目ありシンプルに作成されていて、より受け入れられ易いでしょう。
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筆者
Dr.McQuire |