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Aspects of language and culture, by Jeff
~言葉と文化のとらえ方~

第93回 ボーイスカウトは変った?

5/8/2015

 
みなさんは昔、ボーイスカウトやガールスカウト(ガールガイドと呼ぶ国も多い)をしたことがありますか。経験者なら、世界のスカウト組織でこれまでに起きた多くの変化に興味があると思います。まずは少し歴史を振り返ってみましょう。

スカウトの活動は、ロバート・ベーデン=パウエル将軍が1907年に英国で、少年の心と体の健康、シチズンシップの育成を目的として、スカウト隊を作ったことが始まりです。翌年、スカウト連盟が設立されると、活動は各国へと急速に広まっていきました。1909年にはロシア、1910年には米国、1913年には日本で活動がスタートしています。ボーイスカウト・ガールスカウトは、たちまち世界最大の青少年団体になりました。現在、216カ国にスカウト連盟があり、3,800万人を超すボーイスカウト、ガールスカウト(ガールガイド)が活動しています。

スカウトの活動は、これまで常に基本原則に忠実とされてきました。しかし、20世紀の初頭から世界が大きく変化したことにともない、スカウトの活動にも変化が生じています。最大の変化は、多くの隊で男女の入団が可能となり、活動をともにしていることです。英国、オーストラリア、日本といった多くの国のボーイスカウト連盟は、男女両方を受け入れています。ガールガイド連盟では一般的でないものの、オーストリア、ブラジル、デンマークといった国ではこれに類する方針が採用されています。なお日本のガールスカウトでは、男子の入団を認めていません。

スカウトの活動は、いつの時代も全ての信条や宗教に対して公平な立場をとってきました。2013年、英国のスカウト連盟は憲章を改訂し、「Do my duty to God(神への務めを果たすこと)」という誓いを削除しました。これにより、無神論者のスカウトも受け入れるようになりました。

2013年、米国のボーイスカウトがゲイを公表しているスカウトの禁止を解除する一方、ゲイである役員の禁止を継続したことが論議を呼びました。直後の2014年2月、17歳のパスカル・テッシェが、オープンゲイとして米国で初めて最高位のイーグルスカウトに昇格しました。同年4月、米国連盟による禁止を無視し、テッシュはスカウトのニューヨーク支部に職員として雇用され、さらに有名になりました。

一方、英国のスカウト連盟は、コンピュータ技能や新しいスポーツ(スノーボードなど)、国際理解に関するプロジェクトを取り入れ、250もの新たなバッジを導入しました。お馴染みの木削りのような古いものが消え、障害理解や写真撮影、フードバンクによる支援、コミュニティに基づいたプロジェクトなどをカバーした最新のテーマが含まれています。

英国のチーフ・スカウト、ベア・グリルス(冒険家、「サバイバルゲーム(Man vs Wild)」などディスカバリーチャンネルで観た人がいるかもしれません)は、このような変革に熱心に取り組んでいます。従来からの戸外活動を強く提唱しながら、若者が興味を持ち参加するには新たなバッジが不可欠だと述べています。「楽しみや冒険が詰まった新たなバッジを積極的に導入する一方で、現代社会に生きるスカウトに自らの暮らすコミュニティへの理解を深めさせたい。それにより、コミュニティに貢献することができる」

「スカウトの活動は進化を続ける必要がある」とグリルスは訴えます。「新たなバッジによって、我々は今後も教育と興奮のバランスが取れた活動を若者たちに提供する」

元スカウトの私にとって、この変化は歓迎するものです。こうしたより多くの新たなアイデアが、日本でも近々導入されると信じています。


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    筆者

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    イギリス、ランカシャー出身。1992年からYTBのエディターとして活躍。その他にも大阪大学、関西大学、大阪外語大学で教壇に立っている。大阪在住。

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