8月にはイングランド・プレミアリーグが新シーズンを迎えます。そこで英語の解説をより理解するため、サッカーで使われる表現や用語をいくつか覚えてみましょう。
サッカーの試合は「スタジアム(stadium)」で行われますが、一般的には「グラウンド(ground)」という単語が使われます。各チームのホームグラウンドの名称を知っておくのもいいですね。たとえば、マンチェスター・ユナイテッドは「オールド・トラッフォード(Old Trafford)」、アーセナルは「エミレーツ・スタジアム(The Emirates)」を本拠地としています。 グラウンドに入ると、「スタンド(stands)」があります。この名称は、かつてほとんどの観客が立見だった時代の名残です。現在は、全てのグラウンドが座席になっています。雰囲気が盛り上がらないというオールドファンもいますが、過去に起こったいくつかの悲劇的な事故を踏まえて、超満員の状態を防ぐ安全上の理由から、現在はすべてで座席が導入されています。 スタンドからは「競技場(playing field)」が見えます。通常、「ピッチ(pitch)」と呼ばれています。大きさはさまざまですが、一般に105m x 68m(115ヤード x 74ヤード)です。長い方の両端を「タッチライン(touch line)」、短い方の両端を「ゴールライン(goal line)」と呼びます。両サイドの「コーナーフラッグ(corner flag)」のあいだが「ゴールライン」です。ゴールポストの外側のゴールライン部分は、「バイライン(by-lines)」と呼ぶ場合もあります。 ピッチは「ハーフウェイライン(half-way line)」で半分に分けられ、中心に「センターサークル(center circle)」があります。センターサークルの中心が「センタースポット(center spot)」です。 ピッチの両端には、「ゴール(goals)」があります。ゴールは「クロスバー(crossbar)」(別称「バー(bar)」)で連結された2本の「アップライト(uprights)」(別名「ゴールポスト(goalposts)」、または単に「ポスト(posts)」)で構成されています。ゴールの後ろには「ネット(nets)」があります。ゴールの前面には、「ゴールエリア(goal area)」(または「6ヤードボックス(six-yard box)」)と呼ばれる四角いエリアがあります(1ヤード=1メートル弱)。この外側を「ペナルティーエリア(penalty area)」(または「18ヤードボックス(18-yard box)」、単に「ボックス(box)」ともいう)と呼ばれる大きな四角が囲っています。ペナルティーエリアの外側は、「ディー(the D)」と言われる「ペナルティーアーク(penalty arc)」です。ペナルティーエリアの内側中央には、「ペナルティーマーク(penalty mark)」(別名「ペナルティースポット(penalty spot)」)があります。 グラウンドの次は、審判に目を向けてみましょう。責任者は「レフリー(referee)」(略して「レフ(ref)」)です。タッチラインの外側を走るのは、2名の「副審(assistant referees)」です。昔からの呼び名として、「線審(linesmen:ラインズマン)」(最近は「ラインズウーマン」もいる)とも言われます。そのほか、「第四審判(fourth official)」は選手が競技場に入る前に「キット(kit)」を調べたり、「ロスタイム(stoppage time)」を示すボードを掲げたりします。最近のプレミアリーグの場合、審判同士は無線でつながっています。線審はボタンが付いたフラッグを持っていて、反則に気付くとレフリーに注意を喚起します。 席に座り、グラウンドを観察して、審判も見ました。次回は試合を「キックオフ(kick-off)」して、解説に耳を傾けてみましょう。 コメントの受け付けは終了しました。
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7月 2022
筆者Jeff |