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Aspects of language and culture, by Jeff
~言葉と文化のとらえ方~

第51回 英国通貨に見る文学と文化

11/10/2011

 
「ポケットに手を入れて財布を取り出し、1ペニーか半ペニーあれば悪くない」 - “Put your hand in your pocket and pull out your purse, A ha’penny or a penny will do you no worse”
 
これは英国の古い童謡「Bonfire night」(焚火の夜 – 毎年11月5日に行われます)の歌詞ですが、英国以外の英語圏の国でも歌われています。では、半ペニー ‘ha’penny’の意味について詳しく見て行きたいと思います。
 
半ペニーを知るには昔の英国の通貨システムを知る必要があります。その前に現在の英国の通貨制度を見てみましょう。1971年に英国通貨は10進法を適用し、1ポンド(£)が100ペニーあるいは100ペンス(’p’と表記)に相当となりました。1ポンド50ペンスは ‘£1.50p’と表記し、 ‘one pound fifty pence’ と発音します。ごくまれに ‘one pound fifty pee’と発音されることもあります。
 
1971年より以前の文学や大衆文化(ハリーポッターの頃の時代)では現在 ‘old money’と呼ばれる全く違った制度が使われており、1ポンドはシリング(‘s’と表記)とペンス(‘d’と表記)に分割されていました。 ‘£sd’の発音は ‘Lsd’です。1ポンドは20シリング、1シリングは12ペニー、あるいは240ペンスに相当しました。
 
「何て変わった方法なんだ」と思う人は多いのではないでしょうか。ルーツをたどるとアングロサクソンの時代までさかのぼります。実は英国のポンド(pound sterling)は現在も使われている通貨の中で世界で最も古いものです。それゆえ、伝統を重んじるお国柄の英国はユーロの採用に心残りがあるのです。
 
この時代の硬貨について、文献や歌の歌詞で見聞きしたことがあると思いますが、最も小さい単位の硬貨は ‘farthing’で、青銅でできた小型の硬貨です。1ペニーの4分の1に相当しますが1960年に廃止されました。替わって登場したのがハーフペニー( half pennyまたはha’penny)でやはり青銅製です。次に登場したのが12角形の真ちゅう製の ‘three penny bit’硬貨です。発音は ‘threppence’、 ‘thruppence’のほか、地方によって様々な言い方があります。
 
その後銀製の硬貨になった後、白銅へと変わりますが。まず小型の6ペンス硬貨が登場します。‘sixpence’または ‘sixpenny bit’、あるいは ‘tanner’と呼ばれることもありました。次に登場したのが シリングで、 ‘bob’とも呼ばれました。その後2シリングに相当する ‘florin’、次に2シリング6ペンスに相当する ‘half-crown’が登場しました。内戦時代、1ポンドは約4米ドルの価値があったのでhalf-crown は ‘half a dollar’とも呼ばれました。昔は ‘crown’硬貨は広く普及しましたが20世紀に入ると生産量は少なくなり、専らコレクターに愛好されるものになりました。
 
第一次大戦初頭の時代には小切手が現れ、10シリング小切手と1ポンド小切手がそれまでの ‘half-sovereign’ 金貨と ‘sovereign’金貨 に取って代わりました。1ポンド小切手は ‘ten bob’、 ‘quid’、 ‘nicker’と呼ばれました。1ポンド小切手のほかに5ポンド小切手、10ポンド小切手、20ポンド小切手もありました。
 
英国に旅行すると面白いことに気が付くかもしれません。イングランド銀行が発行する小切手があるほか、スコットランド銀行も独自の小切手を発行できるのです。しかし境界線の南側では厳密には法定通貨とはみなされないため、スコットランド銀行発行の小切手はイングランドやウェールズで振り出せないこともあります。
 
10進法に切り替わる直前に使用されていた通貨単位は ‘guinea’で、1ポンド1シリングまたは21シリングに相当しました。 guinea硬貨は事実上18世紀末に廃止されていますが、その後もロールスロイスのようなステータスを持つものの価格を表すときに使用されたり、弁護士やオークションが使用することがあります。
 
最後に、これまで取り上げてきた通貨の発音と表記について説明します。ペニーは ‘a penny’、‘a penny ha’penny’、‘tu’pence’、‘thruppence’、‘fourpence’、 fivepence’のように発音されます(他の発音もあります)。表記の一例は ‘£10.7s.6d’、‘£10/7/6d’で、発音は ‘ten pounds, seven shillings and sixpence’となります。小額なものでは ‘5/-’と表記されるものもあります。発音は ‘five shillings’ あるいは ‘five bob’。 ‘2/6’ は ‘two and six’または ‘half a crown’と発音します。他の例では‘4/3’は ‘four and three’、‘7/8’は ‘seven and eight’となります。もっと小額なものでは ‘1½d’もあります。これを発音すると ‘a penny ha’penny’または ‘three ha’pence’。‘10½d’は ‘ten pence ha’penny’です。
 
英国の古き良き時代の通貨についてざっと説明してきました。次から ‘queer as a nine bob note’(実際には存在しませんが)や ‘I wouldn’t give tu’pence for it’ といったフレーズを見かけたら、意味するところが分かりやすくなると思います。

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    イギリス、ランカシャー出身。1992年からYTBのエディターとして活躍。その他にも大阪大学、関西大学、大阪外語大学で教壇に立っている。大阪在住。

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