Yamada Translation Bureau, Inc.
  • ホーム
  • Home
  • 会社情報
    • 会社概要
    • 事業所
    • 品質/情報セキュリティ
    • コンプライアンス
  • About Us
    • Profile
    • Offices
    • QMS/ ISMS
    • Compliance
  • サービス
    • 翻訳
    • 医学論文添削
  • Services
    • Translation
    • Manuscript editing / proofreading
    • FAQ >
      • FAQ(Translation)
      • FAQ(Edit)
  • お問合わせ
    • お問合わせ/ご注文
    • FAQ >
      • FAQ(翻訳サービス)
      • FAQ(論文添削サービス)
    • 登録翻訳者・翻訳チェッカー募集
  • Contact us
  • お客様の声
  • Testimonials
Aspects of language and culture, by Jeff
~言葉と文化のとらえ方~

第132回 SF小説は未来を予言している?

8/19/2018

 
あなたはサイエンスフィクション(SF小説)を読みますか?もし読まなければ、SF小説は宇宙船やレーザー銃の話ばかりだと思うかもしれませんね。しかし、もしSF小説を読めば、多くの面白いアイデアが詰まっていて、今まさに出現しようとしている概念に当てはまっていることが分かるでしょう。ジュール・ヴェルヌは1865年に『地球から月へ』(原題: From the Earth to the Moon)を書きました。当時はそのような旅は不可能でしたが、そのわずか100年あまり後に人類は本当に月を歩いたのです。現代の私たちに関連する概念を扱っている20世紀半ばのSF小説をいくつか見てみましょう。

『1984年』(原題: Nineteen Eighty-Four)ジョージ・オーウェル作(1949年)
この小説の中では、世界は3つの超大国に分かれていて、常に戦争をしており、人々は貧しいままです。主人公ウィンストン・スミスはオセアニアの一区域であるエアストリップ・ワン(英国)に住んでいます。オセアニアは“ビッグブラザー”が率いる“党”によって支配されています。党は個人主義や独立的思想を迫害するために思想警察を雇っています。すべての国民は常に政府によって監視されています。例えば、あなたがテレビを見ている間、テレビがあなたを監視しています。「ビッグブラザーがあなたを見ている」というのがスローガンです。党は、嘘、誤解させる言葉、歴史の記録操作によって人々の生活をあらゆる面で支配しています。
これは古典的なSF小説で、広く翻訳され、多くのベスト英語本リストで上位にランクインしています。本の中の「二重思考」、「ニュースピーク(新語法)」、「2+2=5」、「思想的犯罪」などの言葉が一般的に使われるようになりました。
今日、テレビはあなたのことを監視できませんが、現代社会で私たちは常に監視されています。“監視カメラ”があらゆる所に設置され、その約65%はアジアにあります。2018年、中国には1億7千万台を超える監視カメラのネットワークがあり、今後3年でさらに4億台が追加される予定で、その多くには顔認識システムも備わっていると言われています。イギリスでは、14人に1台の割合でカメラがあると考えられています。「偽ニュース」として知られている、実際の出来事に関する情報操作も増加しています。今日、インターネット上のサイトが事実を否定し、嘘の報告をし、人々を誤った方向へ導こうとすることは非常に多いです。つまり、オーウェルが描いた社会は私たちが思っている以上に現実に近づいているのです。

『アイ・ロボット』(原題: I, Robot)アイザック・アシモフ作(1950年)
この本はロボット、人類、モラルの一般的なテーマの話の短編集です。アシモフはまず1942年の話の中で“ロボット三原則”を打ち立て、この本の話の中でこの原則がどのようにロボットに解釈されたり、誤解されたりするかを描きました。これらのロボットの主な特徴は、現代では人工知能(「AI」)と呼ぶであろう“陽電子頭脳”です。三原則は以下の通りです:
第1条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、何もしないことによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第2条 ロボットは、第1条に反しない限り、人間にあたえられた命令に服従しなければならない。
第3条  ロボットは、第1条および第2条に反しない限り、自己を守らなければならない。
現在私たちはロボットとAIの時代に生きています。そして、アシモフの考えは人工知能の倫理に重要な影響を与えています。ちなみに、2004年に同タイトルの映画がありますが、この本との関連は少ししかなく、ほぼオリジナルの作品です。
これらの本をみなさんが英語で読んでみてくださると嬉しいです。英語はそれほど難しくないと思います。
もしこれらの本を気に入ってくださったのなら、以下の本も面白いでしょう:
『宇宙戦争』(原題: War of the Worlds) H,G,ウェルズ作(1898年)
『すばらしい新世界』(原題: Brave New World)オルダス・ハクスリー作(1932年)
『華氏451度』(原題: Fahrenheit 451)レイ・ブラッドベリ作(1954年)
Picture

コメントの受け付けは終了しました。

    過去の記事を読む

    7月 2022
    8月 2021
    6月 2021
    5月 2021
    4月 2021
    3月 2021
    2月 2021
    12月 2020
    11月 2020
    10月 2020
    9月 2020
    8月 2020
    7月 2020
    6月 2020
    5月 2020
    4月 2020
    3月 2020
    11月 2019
    10月 2019
    9月 2019
    8月 2019
    7月 2019
    6月 2019
    5月 2019
    4月 2019
    3月 2019
    2月 2019
    1月 2019
    12月 2018
    11月 2018
    8月 2018
    7月 2018
    6月 2018
    5月 2018
    4月 2018
    3月 2018
    2月 2018
    1月 2018
    12月 2017
    11月 2017
    10月 2017
    9月 2017
    8月 2017
    7月 2017
    6月 2017
    5月 2017
    4月 2017
    3月 2017
    2月 2017
    1月 2017
    12月 2016
    11月 2016
    10月 2016
    9月 2016
    8月 2016
    7月 2016
    6月 2016
    5月 2016
    4月 2016
    3月 2016
    2月 2016
    1月 2016
    12月 2015
    11月 2015
    10月 2015
    9月 2015
    8月 2015
    7月 2015
    6月 2015
    5月 2015
    4月 2015
    3月 2015
    2月 2015
    1月 2015
    12月 2014
    11月 2014
    10月 2014
    9月 2014
    8月 2014
    7月 2014
    6月 2014
    5月 2014
    4月 2014
    3月 2014
    2月 2014
    1月 2014
    12月 2013
    11月 2013
    10月 2013
    9月 2013
    8月 2013
    7月 2013
    6月 2013
    5月 2013
    4月 2013
    3月 2013
    2月 2013
    1月 2013
    12月 2012
    11月 2012
    10月 2012
    9月 2012
    8月 2012
    7月 2012
    6月 2012
    5月 2012
    4月 2012
    3月 2012
    2月 2012
    1月 2012
    12月 2011
    11月 2011
    10月 2011
    9月 2011
    8月 2011
    7月 2011
    6月 2011
    5月 2011
    4月 2011
    3月 2011
    2月 2011
    1月 2011
    12月 2010
    11月 2010
    10月 2010
    9月 2010
    8月 2010
    7月 2010
    6月 2010
    5月 2010
    4月 2010
    3月 2010
    2月 2010
    1月 2010
    12月 2009
    11月 2009
    10月 2009
    9月 2009
    8月 2009
    7月 2009
    6月 2009
    5月 2009
    4月 2009
    3月 2009
    2月 2009
    1月 2009
    11月 2008
    9月 2008
    8月 2008
    7月 2008
    6月 2008
    4月 2008
    3月 2008
    2月 2008
    1月 2008
    12月 2007
    11月 2007
    10月 2007
    9月 2007
    8月 2007
    7月 2007
    6月 2007

    筆者

    Jeff
    イギリス、ランカシャー出身。1992年からYTBのエディターとして活躍。その他にも大阪大学、関西大学、大阪外語大学で教壇に立っている。大阪在住。

会社方針
医学論文のヒント
企業方針
​情報セキュリティ方針
​
品質方針
​
個人情報の取り扱い
​
サイトポリシー
Dr.McQuireの英語医薬論文の鍵
Dr.McQuireのメディカルライティング教室
​査読者に対する回答の書き方
​医療統計教室
​

blog

Jeffの言葉と文化のとらえ方
信息安全政策         品质方针          网站政策


Picture
Company Policy
ISMS Policy
Quality Policy
Privacy Policy
Site Policy
  • ホーム
  • Home
  • 会社情報
    • 会社概要
    • 事業所
    • 品質/情報セキュリティ
    • コンプライアンス
  • About Us
    • Profile
    • Offices
    • QMS/ ISMS
    • Compliance
  • サービス
    • 翻訳
    • 医学論文添削
  • Services
    • Translation
    • Manuscript editing / proofreading
    • FAQ >
      • FAQ(Translation)
      • FAQ(Edit)
  • お問合わせ
    • お問合わせ/ご注文
    • FAQ >
      • FAQ(翻訳サービス)
      • FAQ(論文添削サービス)
    • 登録翻訳者・翻訳チェッカー募集
  • Contact us
  • お客様の声
  • Testimonials