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第8回:論文のAbstract (2)

こんにちは. David McQuireです. 前回に引き続きAbstractを作成する際の注意点をお話します.

3. 投稿規定の見出しを参照する
Abstractのフォーマットには「structured」と「unstructured」の2種類があり, 多くは投稿規程の中で指示されています. いずれの場合も記載する内容に変わりはありませんが, 「structured」の場合には見出しを使う必要があります. 代表的なものとして, [Background/Objective/Purpose], [Method], [Result], [Conclusion] の4つがよく使用されます. この見出しは, それぞれ本文中の [Introduction], [Method], [Result], [Discussion] に対応しています. どの見出しをいくつ使うかはジャーナルによって異なりますので確認が必要です. また, 特に指示のないunstructuredの場合にも, 基本的にはstructuredの場合と同様に簡潔かつ論理的に内容を構成する必要があります.

4. 投稿規定のword数におさめる
Abstractの長さはword数で制限されます. 200~250 wordsが一般的ですが, 必ず投稿先の規定を確認してください. よく質問されるのですが, 記号 (±, >など) は1 wordとしてカウントされるので注意してください. また, スラッシュ (/) でまとめた単語はそれぞれが1 wordとしてカウントされます (Wordの [ツール] にある [文字カウント] の単語数とは異なります). 一例を挙げてみましょう.

The control group had a mean systolic/diastolic blood pressure of 115/75 mmHg and no evidence of heart disease.

上記をWordの [文字カウント] でカウントすると18 wordsとなります. しかし, 実際には20 wordsとしてカウントされます. それではこの文章を短くしてみましょう.

The control group was normotensive and had no evidence of heart disease.

いかがですか. Abstractに結果の詳細を記載することは不可能です. したがって, 正常値やネガティブな成績は省略します.

最後に, これまでの話と矛盾しますが, 最初の投稿時はword数のルールを厳密に守らなくても大丈夫です. 最初に投稿した論文が一語一句そのままアクセプトされることはありませんので, その後のrevise作業の過程でAbstractも手直ししていけばよいわけです.

次回もAbstractを作成する際のヒントについてお話します. それでは.