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マン島

‘マン島’という島について聞いたことがありますか?本田宗一郎氏はきっと聞いたことがあるはずです。それについては後ほど。

マン島は北アイリッシュ海の中央の、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドからほぼ等距離のところに位置しています。長さは52km、幅は最大22kmです。面積は、カフ・オブ・マンなど小さな島々を含めて572km2です。セントラル・バレーによって北部と南部に隔てられ、大小様々な丘があります。最も高いのは標高620mのスネーフェル山です。

マン島には紀元前6,500年から人が住んでいましたが、5世紀ごろにアイルランドから人々が入植し、それによってゲール語化がもたらされ、アイルランド・ゲール語やスコットランド・ゲール語に密接に関連するマン島語が生まれました。

8世紀の末にはヴァイキングがやってきて、世界で最も古い継続的な会議体と言われている議会ティンワルドを設置しました。1266年、ノルウェーの王がスコットランドに島を与えました。1290年にはイングランドの王がマン島を獲得するために軍隊を送り、1346年にイングランドが勝利するまで島の統治権はイングランドとスコットランドの間で行ったり来たりを繰り返しました。現在、島の人口は約85,000人です。

マン島は、政治的には英国の一部ではありません。また、EUの加盟国でもありません。英国の‘王室属領’とされています。国家元首はエリザベス女王で、‘マン島の領主’の称号を持ち、副総督が代理を務めています。英国議会が防衛と外交を担当していますが、島内の問題は島の議会が管理しています。

主要な経済セクターは、オフショア金融、製造業、観光業、そして、かつては経済の柱であったものの今は衰退している農業と漁業です。

旅行者として島に行き、飛行機で島のいずれかの空港、またはフェリーで首都ダグラスに到着すると、すぐに島の生活のペースに戸惑うことでしょう。島を訪れることは、まるで時間を逆戻りするかのようです。巨大なビルは一つもなく、建築物のほとんどはビクトリア朝で、生活ははるかにのんびりしています。マン島語の伝統的なフレーズに「時間は十分にある」と訳されるものがあります。どうぞ、ごゆっくり。時間はいつもたっぷりあります。

島では多くのことをすることができます。ダグラスの街をウインドーショッピングしながら散策することができますし、海沿いを馬車鉄道に乗ることもできます。ダグラスからポート・エリンまで蒸気機関車に乗ってもよいですし、スネーフェル山の頂上まで電気登山鉄道に乗ってもよいでしょう。何をするにも、ゆったりとリラックスしたペースで楽しむことができるでしょう。

ただし、6月の初めに島を訪れた場合は別です。その時期は、バイクの有名なTTレースを観るために、ヨーロッパ中から何千というライダーがこの小さな島に集まってきます。本田宗一郎氏が1954年に初めて島を訪れたのもそのためでした。彼は、TTレースを、自分の会社を世界的な大手製造企業にするための重要な手段と考えました。次回はこの話をしましょう。