
こんにちは。前回から少し間があいてしまいましたが、第4回をはじめたいと思います。今回は「’」について、つまりアポストロフィ(apostrophe)についてお話します。
アポストロフィと聞くと、中学校(今は小学校でしょうか?)で英語を習い始めたころを思い出しませんか。聞きなれないが、どことなく耳なじみがよく覚えてしまったという方も多いかもしれません。アポストロフィはそれほど難しいものではありませんが、ここで改めて復習してみるとより一層理解が深まるのではないでしょうか。それでは以下で順を追って説明していきましょう。
アポストロフィは主に「所有」を表すために使われます。これが最も一般的です。いくつかの場合に分けてみていきましょう。
単数形の場合は「最後に’s」
the zebra’s stripe
シマウマの縞
sで終わる複数形の場合は最後の「sのあとに’」
firefighters’ trucks
消防隊員のトラック
sで終わらないイレギュラーな複数形の場合も単数形と同じく「最後に’s」
the children’s hospital
小児病院
二人以上が共有している場合は「最後の所有者に’s」
Fred, Lucinda, and Nan’s house
FredとLucindaとNanが(共有している)家
二人以上がそれぞれ所有している場合は「それぞれに’s」
Fred’s, Lucinda’s, and Nan’s coats
FredのコートとLucindaのコートとNanのコート
アポストロフィは、二つの単語を一つにまとめるための省略符号として使われることもあります。can’t, won’t, aren’t, wouldn’t, you’re, they’ll, that’sなどがよく使われます。
sだけをつけると混乱を招く可能性がある 
以下の単語に所有を表す「‘s」は使いません。
his, hers, ours, its, yours, theirs, whose
略語の複数形に「’s」は原則として使いません。
数値の複数形にも「’s」は使いません。 
さて、いくつかアポストロフィ「’」に関する例を見てきました。①と②は比較的なじみのあるもので、みなさんもご存知のルールではないでしょうか。
③と④はレアなケースになります。ここでは参考文献にそって説明をしていますが、この2つの場合については別の考え方もあります。したがって、上記の解説とは異なる英文に出会う機会があるかもしれません。そのときは、ぜひ辞書を引いて調べてみてはいかがでしょうか。きっと新たな発見があるはずです。
The Chicago Manual of Style 15th edition. Chicago: The University of Chicago Press, 2003.
AMERICA MEDICAL ASSOCIATION MANUAL OF STYLE 9th Edition. Chicago: American Medical Association, 1998.
MLA Handbook for Writers of Research Papers Sixth Edition. New York: The Modern Language Association of America, 2006.